【書き直し】特大長文キングスベインガイド
はじめに
こんにちは、BloodEdgeです。たまにTwitchで配信してます。よかったらみてね。
今回はキングスベインのガイドを書こうと思います。前回も書いたのですが、割と駆け足で書いたものだったので読み返したときに
「あまり役に立たないなこのガイド」と自分で思ってしまいました。
なので、今回はみっちりと時間をかけてガイドを書きたいと思います。よろしくおねがいします。
デッキの実績
キングスベイン一本で1800 >> 92 まで!マジでパワー高すぎる上にドルとウォリに強いのは大好き リストいろいろあるけどこの最速武器育成ゲーリストが個人的にすき! pic.twitter.com/PoKaU3G3bn
— BloodEdge (@BloodEdgeHS) August 16, 2018
今回前提とするリストはちょっと改良を加えてこれです。
まず、僕のことをこのガイドで初めて知ったと言う方も多いと思います。
それもそうです。僕は有名強者ではありません。カードゲーム歴も短く、大した実績も持ち合わせてはいません。
ですが、そんな僕がレジェ2桁に到達できるほど、キングスベインローグは強かったのです。
そして、このデッキを回した数であればかなりの自信があります。負けも合わせると1000は超えているでしょう。
このガイドを読んで、キングスベインを使ってみて、少しでも手応えがあった、うまくなったと感じたら、ぜひ自分に教えてください。
デッキの特徴
まずキングスベインローグというのは、いかに早く武器を完全体にするか・・・にかかっていると自分は感じます。
武器の育成があまりにも遅ければ、有利とされているコントロールにも負けるでしょう。
逆に、マリガンですでに致死毒+吸血毒+キングスベイン、ついでにドゥーメランをも引き込めていたとするならば、アグロに負ける道理はありません。
つまりはこのデッキはラザカスプリーストなのです。覚えていますか。8ターン目に”完全体”になられたときの喪失感。
このキングスベインは最短で2ターン目にその喪失感を相手に与えることができうるデッキなのです。
こういった特徴から、デッキにはドローカードが多くなっています。また、吟遊楽人の効果でキラキラ拾いなどの重要なミニオンを引き込めるよう、
ミニオンも最小限に抑えられています。
「大逆の刃・キングスベイン」という武器について
以前「キングスベインは武器でコントロールしきって勝つデッキだと思ってた」とのツイートをみたことがありました。
間違ってはいないです。ですが、例えばマリガンでキングスベイン+致死毒×2などになった場合。2ターン目にアルカナイトリーパーを装備できるわけです。
海賊ウォリアーを思い出してください。リーパー装備したら即攻撃でしたよね。そうしたら相手のライフが削れて勝てるから。
キングスベインも同じです。しかもこのリーパーは使い回せるんです。攻撃するしかなーい!
あと、コレぐらいの攻撃力があれば攻撃していいってのがわからないって質問されたこともありました。
顔に振る場合、ハンドに使い回せるカード(キラキラ拾いorドゥーメラン)があれば、3~4ぐらいの攻撃力から振っていっていいと思います。
ミニオン処理する場合はアタック値、耐久値等を気にせず基本は振るべきです。が、稀にミニオンに振らない選択肢を取ることもあります。
・耐久値が少なく、武器を持ってこれる見込みもなく、相手のクロックが大した脅威ではないとき。
簡単に言えば相手のボードが弱く武器を使い回せないときです。ボードが辛くなるor使い回せるカードがくるまで放置していいです。
・相手のライフが少なく、武器がめっちゃ育ってるとき
もうリーサル見据えてるときです。ミニオン無視して顔を殴ります。相手のボードのクロックより武器の回復量のほうが多ければなおよし。
採用カード
採用が分かれるカード、使い方に癖のあるカードの説明をします。
ドゥーメラン
このカードはキングスベインの攻撃力に依存してしまいますが、最強の除去カードです。
1マナであること。武器の耐久度を戻せること。なぜか吸血毒が作用すること。攻撃権を使用しないこと。うーん強い。
ですが最強であるからと言って、切ることをもったいぶることをおすすめはしません。
例えばドリームペダル栽培師を採用した形のマリゴスドルイド。ほっといたら30点飛んでくるので急いで顔を詰めなければいけないマッチです。
そんなときうざったいのが虫害などの挑発ミニオン。武器の攻撃力で倒せるものの、その武器が10点とかだったりしたらなんかもったいないですよね。
だったらドゥーメランを切りましょう。除去しつつ武器もつけなおせる。そして攻撃すればいい。
致死毒
使い方に癖もないし採用もわかれないですが、1マナなのでコンボ始動として優秀です。
4ターン目使えるけど取っておいて、5ターン目に致死毒楽人などは鉄板プレイです。前述したとおり実質ラザカスなので、ドロー=強さといっても過言ではないですから。
ドス
1枚あると便利です。DKになった後などの2ドローや、キングスベインを引き込めない際のドロー加速、奇数パラディン相手などは新兵除去にも使えますね。
2マナなのでコンボ始動としても優秀です。楽人と使う際は引き過ぎに注意。
ただ単純にパワーが低いカードなのでピン。
人斬りバッカニーア
弱いカード。ですが、1枚あるだけで武器育成スピードに結構違いが出ます。
武器育成カードの多さは、ミラーマッチ(あんまりないけど)の勝敗に大きく関わるので、バランスをを考えて配分しましょう。
このリストが環境に最適とも言えるわけではないので、このカードを差し替えてみるのもアリだと思います。
暴食ウーズ
コレ1枚あるだけで、小枝型のマリゴスドルイドであればほぼ完封できるので入れ得。
ただ、小枝型が少なくなってきているのでちょっと微妙かも。以前はバッカニーア2枚目でした。
暗殺
オタクカード。花でいいだろってなりますが、ことキングスベインにおいては一様にそうともいい難く。
まず一番の理由は、楽人の枠を濁らせない。確実にキラキラ拾いを持ってきたいという場面がキングスベインには多く、そういった際にミニオンが多く採用されていると、引ける確率が下がります。
裏を返せば花は楽人でサーチできますが、花をサーチするのとキラキラ拾いの確率をあげるのを天秤にかけたとき、僕の中で勝ったのは後者でした。
あとDK後に、コンボ無しで2枚使えるのもとてもよい。
モノノケ
キングスベインが一番嫌いなミニオン、それは挑発+聖なる盾 つまりは発明家ちゃんです。
聖なる盾を殴った際、吸血毒の効果は作用しません。小さいことのようですが余裕で負け筋になるため、発明家というミニオンは驚異でしかありません。
なのでモノノケを採用するに至りました。
虫害とかも倒せて便利でーーす。ドルイドへの勝率を上げたいならほんとにおすすめカード。
マリガン
前回は4行程度で済ませたマリガンですが、このデッキはマリガンゲーであるため、もっと詳しく書きたいと思います。
全マッチ常にキープ
キングスベイン キラキラ拾い 致死毒
キラキラorキングスベインがあれば
毒物学者
キングスベイン+致死毒or学者など、ハンドがかなりいいとき
グリーンスキン船長
対アグロ
吸血毒
後攻であれば
楽人
奇数パラディン
ナイフの雨
あと、このマリガンを絶対厳守する必要はありません。気分で変えることもあります。
たとえば偶数ウォロだとわかっている相手に昏倒をキープしてみたり、対ドルイドに逃げ足と段取りをキープしたことすらありました。
任せる!
各マッチアップごとの戦略
HSreplayのメタの上の方から、環境にいるデッキだけ書いていきます。
奇数パラディン
めちゃんこキツイマッチです。が、勝てないわけではありません。細かいプレイで十分巻き返せます。
たとえば初手のハンドにキラキラ拾いがいたとします。相手の1ターン目は有徳だったりジャングルだったり。
この場合、2ターン目キラキラ拾いを投げたくなりますが、自分はヒロパを押すことが多いです。
このターンはヒロパで新兵などを処理し、3ターン目にキラキラ拾い+ダガー振ってからキングスベイン などとしたほうが処理効率がいいです。
それと、ナイフの雨は我慢できそうなら我慢したほうがいい場合が多いです。もちろんレベルアップが打てるターンであるなら絶対処理したほうがいいですが、
新兵が3~4体で、レベルアップも打てないターンであるならば、とりあえず待ってみるというのも有効でしょう。
また、8ターン目などで次にDKが控えていて、ハンドに退散があり、レベルアップでも死なず、武器が育っていて吸血毒がついてる・・・などの条件が揃えば、
一旦放置しレベルアップをうたせ、DKでごまかしてから退散でGGなどの展開もあるっちゃあります。
奇数ローグ
めちゃんこキツイマッチその2です。ですが、やっぱり勝てないわけではありません。
とにかくアタック4+吸血毒を早い段階でツモりたいです。ゴロツキさえなんとかできれば大丈夫。
一番強いミニオンがゴロツキなので、暗殺とか昏倒とかゴロツキに対してガンガン切りましょう。
アタック4を作りたいという目的ゆえ、学者の需要がほかマッチアップに比べ高いです。マリガンでキングスベインがなくとも、トップで持ってこれる読みで残すこともあります。
ローグを見たらとりあえず吸血毒はキープしてください。クエストローグにはどっちみち勝てないし、断末魔ローグに対しても必須カードです。
ZOO
ガッツリ不利。1ターン目にインプヴードゥーグールとかされたら勝てないです。まあどのヒーローでも基本そうか。
大体のミニオンがヘルス3以下なので、致死毒吸血毒さえつけることができればあとは菌術師やドゥムガなどのバーストを気をつけるのみです。
また、千刃乱舞がかなり刺さるマッチです。キープすることはないですが、例えば5マナあってダガー装備済み、ハンドがキングスベイン 致死毒 致死毒 千刃乱舞 吸血毒。 相手のボードにはヘルス3以下の小型ミニオンがめちゃくちゃ並んでいるとします。
ついついキングスベインに致死毒致死毒吸血毒で処理しつつ回復したいよぉ><となるやもしれませんが、ヒロパダガーに毒を塗って千刃乱舞が正解です。
前述したとおり、このマッチはキングスベインのアタックが3以上あればまぁ大丈夫です。なので致死毒1枚つかっても問題ありません。
そして5マナあれば相手は菌術師が打てます。1体だけ処理したところで結局押し負けてしまいます。
なのでこのターンはダガーに致死毒乱舞→次のターンにキングスベイン致死毒吸血毒で出てきたミニオンを処理・・・という流れのほうが、結局ライフも守れます。
あと細かいプレイですが、退散打つときに菌術師とか倒すのを忘れずに。未だにやりますぼく。
断末魔ハンター
かなりの有利。ウォリアーの次に勝率がいい。ドルイドより勝ててます。
デビルサウルスの卵は割れるなら割りましょう。3ターン目卵放置して死にまね死にまねとかされたらかなり辛いので、多少動きが歪んでも割ったほうが後々いいです。
加えて、卵の中身のデビルサウルスは昏倒で返すととてもつらいらしいです。断末魔ハンターつかったことのある方から教えてもらいました。
よく考えるとそりゃそうですよね。5/5/5獣バニラってストラングルソーントラの劣化ですし。トラは強いですけど。
このマッチでも千刃乱舞は役に立つことが多いです。ついデビルサウルスの展開を許してしまったり、キューブでめちゃくちゃ並べられたときとかに一掃できます。
退散もあるのでミニオンの処理に困窮することはそんなにおおくないでしょう。キンクラ放置だけはだめよ。
偶数ウォーロック
早い段階で巨人などのデカブツを連打されるとあまりにもキツイです。偶数だって確定しているなら昏倒を残してもいいかもしれません。
いくらぶん回っても最速巨人までのターンにアタック8なんか作れるわけはないので、そういった除去やバウンスは必要です。時間を稼ぎつつ武器を強化し、コントロールしきるのが主な勝ち筋になります。
また、基本鉤手のリーヴァーケアで顔を殴るのは避けたいですが、例外はあります。
・リーヴァーが出てきても処理ができるとき
・顔詰めれば勝てそうなとき
こういったときは、顔をぶん殴ってしまっても構いません。結局ライフを0にしなければ勝てないので、あ、顔を殴れば勝てそうだなって思ったときはボコボコにしてやりましょう。アグロムーブで勝つことも少なくありません。
このデッキが存在しているというだけで、ドルイド相手にはデッキが確定するまでナイフを切ってはだめという制約が生まれてきます。
「退散あればよくなーい?」と思うかもしれませんが、退散じゃダメです。狐火森たまを退散した際、戻りきれなかったウィスプが割れてトレントが出てきてしまいます。
なので、狐火森たまへの対処としては「ナイフ→退散」が理想的です。それゆえナイフの雨は雑にドローにきってはいけなくなるのです。
ドルイドのデッキタイプの見極めとして自分は凶暴な遠吠えや、樫の召喚でのゴーレム、自然への回帰などで判断しています。特に凶暴な遠吠えは間違いなくトークンには入らないので、3ターン目遠吠えを見ることができれば問題なくナイフは切っていいでしょう。
また、DKになってからのナイフ→影ナイフ→ナイフの3点AoEでも返すことができます。狐火森たまは割と遅いターンから発動するコンボなので、コレで処理することはそれなりにあります。
奇数ウォリアー
いっちばん当りたいマッチ。9:1って言ってもいいぐらいで有利です。
こちらがめちゃくちゃ事故ってミニオンで押されるorアザリナで武器を奪われる が負け筋です。
めちゃくちゃ事故ってしまうのがどうしようもないですが、アザリナは対処が可能です。ハンドに保持しなければいいだけです。
残りマナが1しかないならドゥーメランを使わないほうが懸命でしょう。ハンドに戻って再装備できないので、キングスベインが奪われてしまいます。
裏を返せばアザリナさえ気をつければ基本負けません。
コントロールメイジ
当りたいマッチその2。ウォーターエレメンタルがいるので不利だろうと思う方もいますが、ウォーターエレメンタルに触らければいけない状況はほぼありません。
ボードプレッシャーが少ないデッキなので、退散や昏倒を残しておけますし、ドゥーメランも序盤に切る必要はほぼありません。
他コントロールにもれず序盤好き勝手させてもらえるので、DKまでになるべくデッキを回し、ウォーターエレメンタルへの処理札を残しておきましょう。
クエストローグ
ムリです。勝てません。1回だけ勝てましたが、本当にその1回だけです。
その1回は、序盤からミニオンをとにかく展開しまくり武器もガンガン顔に振り、発明家をモノノケで返してリーサル決めたみたいな試合でした。
なんならキングスベインがなくともミニオンを出しても構いません。ちんたらしてたら達成されて死にます。
相手が回らないことを祈りましょう。
テンポメイジ
不利だけどミニオンでのプレッシャーがほかアグロに比べ少ないです。
致死毒吸血毒キングスベインをツモればルナ、アントニダス(入ってれば)以外のミニオンはすべて処理できるので、実際アグロデッキの中では勝率はいいです。
いちばん重要なスペルは吸血毒です。コレをカンスペで消されると終わるので、カンスペはそれ以外のスペルで踏みましょう。暗殺で踏んだことすらあります。
フロボで動けなくされてしまうことが多々あります。そういったときのためにドゥーメランはなるべく切らないでおくと幸せになれます。
相手のアルネスが遅ければ、DKで隠れてリーサルを逃れる+ファティーグでダメージを与えつつリーサル なんて場面もあります。覚えておくといいかも。
マリゴスドルイド
枝型であればウーズ引ければ必勝レベルです。前環境ではおやつでした。
ですが、ドリームペダル栽培師がきてからそうも言っていられなくなりました。枝を壊しても普通に1ターンで30点飛ばしてくるのでやってられません。
対処方法はおそらく一つです。アグロムーブで殺します。
ありがたいことに、繁茂滋養繁茂DKアルティメットとかされなければそれなりに時間はあるので、ドローをガンガンまわしつつ武器を強化し、アタック3、なんなら使い回せるカードが有るならアタック2からガンガン振っていきましょう。
リーサルが近いなら、昏倒やドゥーメランを虫害のトークンに切って顔を殴りましょう。このマッチでは顔を殴ることが正義です。
注意することがあります。トグワグルとのハイブリッド型です。その場合アザリナもいるので、ハンドに保持してはいけません。
そして最大限のケアをするならば、段取りと1ドローとウーズを残しておきたいです。
なぜか!?それはトグワグルは10マナで相手の装備しているキングスベインを奪うことができるからです。
手順はこうです。
キングスベイン側のデッキがきれる。
↓
ウーズでキングスベインを壊す。デッキにキングスベインが埋まる。
↓
トグワグルでデッキ交換。
↓
事前に打っておいた繁茂の過剰マナで0マナ1ドロー。キングスベイン奪取!
バチコリ10マナでベインを文字通り奪われてしまいます。マジでやられました。コレを奪い返すには、
ウーズで壊す。相手のデッキにキングスベインが埋まる。
↓
段取りからの身代金でデッキを返してもらう。
↓
適当な1ドローでベインを引いて再装備、殴る。
このときの1ドローはキラキラ拾いでも代用できますね。
でもウーズは小枝を壊すのに使わなきゃいけないじゃん・・・となりますが、そこは退散を使いましょう。
めったに見ないコンボですが、覚えておくといいと思います。ケアは大事。
シャダウォック
不利マッチですが、アグロムーブで頑張れば勝てないこともありません。
学者のおかげで武器育成スピードが大幅に上がったので、アグロムーブを決めれる機会が多くなりました。ありがたいことです。
また、シャダ失敗読みで千刃乱舞を切らずに並んだシャダを返してGGというのもあります。